チア・にっぽん Chea Japan - Church & Home EducatorsAssociation Japan
巻頭言70号
あなたがたは、知らなければならない。
あなたがたの神、主が、あなたがたについて約束した
すべての良いことが一つもたがわなかったことを。
それは、一つもたがわず、みな、あなたがたのために実現した。
(ヨシュア記 23:14)

 ハレルヤ!コネチカット州を発ち、深夜のロサンゼルス空港へと向かう飛行機の中で、この手紙を書いています。今年の夏はサマーキャンプに前後して、チアのことや映画制作の展開で、出張が相次ぎました。さすがにこれは、無理かなと思う過密ぶりで、文字通り、地球1周する飛行距離でした。でもお蔭様で、みな、祝福されました。

チア・にっぽん代表 稲葉寛夫

 今、思うことは、一人一人に「神様の目的」があること、
そのための「神様の備え」があること、
そして、「神様の約束が一つもたがわない」ということです。

1.HSLDA(ホームスクーリング法的擁護協会)からの応援
 7月上旬、チア・カリフォルニアのコンベンションを経て、東海岸のワシントンD.C.にある、HSLDA(ホームスクーリング法律擁護協会)のマイク・スミス代表やクリス・クリカ主任弁護士らとのミーティングが与えられました。日本のチャーチ&ホームスクーリングの展開を、自分のことのように考えてくれている皆さんです。「チアの展開を尊敬している。これまで進んできた道は、正しい。ますます、まっすぐに進んでくれ。バックアップできることは何でもするよ。」とのマイク・スミス代表のことば、「主に信頼し続けて」とのクリス・クリカ主任弁護士(チア・マガジンに連載)のことばに改めて励まされました。

2.神様の目的 - 中国での出版準備、進む
    一つ、一つの出来事に、一人、一人に神様の目的があることを
改めて考えさせられています。
 7月下旬、上海に向かう必要がありました。ボブ・ジョーンズ3世ボブ・ジョーンズ大学(幼稚園から大学院まで、学生数、約7000名)総長が、中国での聖書に立つ教科書展開を通じた伝道に協力を要請されてのことです。チア・にっぽんは、中国でのボブ・ジョーンズ大学出版の4000あまりの本・教科書の出版権を、すでに3年前に得ていました。そうした中で、「聖書7」、「世界史」などの中国語翻訳が、第1稿を訳し終えるところまできたのです。
 これは不思議なことです。7年前、チアが立ち上がって、最初のセミナーが開催された時のことを思います。「学校を自主的に離れて、親が教える」なんて、考えられないといわれる頃でした。それで、出席者は、「5人か、10人かな?」と少し心配気味だった私に妻の和紀子が、「それでいいじゃない。20人きたら、大成功と思ってやったら。」と励まされてのスタートでした。でも、3ヶ所で合計620人あまり、参加してくれることとなり、会場も急遽、大きなところにかえて、そして、聖霊の風吹き荒れるような熱気にあふれたセミナーとなりました。
 そのとき、「この教育やります!でも、日本には聖書に立つ教科書がないから、何とかしてほしい!」そんな声をあちこちでかけられての閉幕でした。クリスチャン系の出版社も、その意義を認め、意欲を見せてくれたものの、お金を計算してくなかで、だんだんと話が後退しました。「これはまず主の召しを受けた稲葉くんが始めて、将来、私たちも続きたい。」という知人の出版社の社長さんからの励ましで、チアが取り組むことになりました。その後、多くの方のボランティアの翻訳・デザイン陣の皆さんの尽力、尊い献金の中で最初の教科書セットが刊行できました。経済的には、もちろん、戦いは、続いてきました。でも気づいたら、13億人の魂が待つ、中国への伝道の準備に関わる特権に与れていました。まさに神様の見えざる手、神様の目的を思いました。
 ボブ・ジョーンズ3世名誉総長は言いました。「私たちには、責任がある。イエスが私たちにこんなによくしてくれた。この愛に応えて、福音を伝えていく責任がある。聖書に立つ教育は、進めなければならないミッション。日本でのこれまでの展開に驚き、喜んでいる。そして、中国への展開にも、大いに期待しています。」実際の出版には、中国政府の動向にもよるので、まだまだ、先は見えません。でも、扉開いたときに一気呵成に進められるよう、備えておくことが大切です。中国の教育も日本と同じ課題と必要を抱えています。また、そこが伝道とキリストの弟子化への大きな突破口の一つであることも同様です。お祈りください。

3.祝福された夏キャンプ ―初めて&ティーン・エージャーの参加増
 4年目を迎えたチア・サマーキャンプ in 仙台・明泉学園も、 祝福されたときをすごしました。今年も、320名あまりの参加者、スタッフの皆さんとの楽しい大型キャンプでした。今年の特徴は、初めての参加者、特に、10代の子どもたちの参加が倍増したこと。難しく特にセンシティブな世代だけに、彼らが大喜びしている姿、主の前に静まっている姿を見ることは本当に喜びでした。深夜の大走査線ゲームは、途中で幼稚園のプールに落ちる殉職警官「野村結さん(沖縄)」が現れるなど、超盛り上がりでした。白馬も含めて、今後、ティーンエージャー向けのプログラムを、さらに充実していければと思いました。

4.急遽開催、「入門セミナー」の熱き4時間
 サマーキャンプのテーマである、「父のこころを子に向け、子のこころを父に向けて」いく思いが全体に広がり、特に今回、半数を占めていた初参加の方々の中で、チャーチ&ホームスクーリングについてもっと知りたい!といった声を聞いたり、雰囲気を感じるようになりました。それで、二日目の夜、急遽、「入門セミナー」を開催することにしました。
 参加者は約30名、時間は4時間、午前1時近くまでの会となりました。参加者の一人はノンクリスチャンの方で最近、子どもさんをチャーチスクールに通わせたという方でした。熱心に質問もしてくださいました。子どもさんをお風呂に入れて遅れて参加の奥さんが話されました。「クリスチャンになることには、まだ、わからないことがあるけれど、チャーチ&ホームスクーリングに関しては、今、聞いた話は全部、納得。何の疑問もない。クリスチャンが、どうして、全員、チャーチ&ホームスクーリングをしないのか、その気持ちがわからない!クリスチャンなのに変じゃない?と、思ったよ。」とのことでした。
 「クリスチャンが、どうして全員、やらないのか?」このことばは、率直で、痛烈で、核心をついていると思いました。「子どもたちによく教え込みなさい。あなたが家にすわっているときも、道を歩くときも、寝るときも、起きるときも、、、(申命記 6:7)」と、私たち、すべての親・クリスチャンに向けられた聖書のメッセージが響きました。

5.チャーチ&ホームスクーリングの根本
A 神の似姿に造られた - 委ねられた選択
そのご主人はセミナーの第二部で、聞かれました。「なぜ、悪を神様は作ったか?」「悪は作らなかった。主がこの世界を創造されたときは、{すべては良かった}と聖書にあります。神様は、人間を神様の似姿に創造した。{さあ、人を造ろう。われわれ(神)に似せて}(創世記 1:26)と聖書にあるとおり、「神は人を創造されたとき、神に似せて彼を造られ」(創世記 5:1)た。つまり、ロボットではなくて、自由意志、選択できる力を持つ存在として作られた。ところが、人間の心は悪に傾き、欲し、悪を選択した。善と悪を、あいまいにできない義の神は、愛する人間の悪を罰し、永遠の地獄に行かせなければならなかった。それは神の願いではなく、身代わりとして自分を罰した。救い主、イエスとして。そして、その身代わりを無料のプレゼントして選ぶ、自由を人間に与えた。」奥さんは言われました。「最近、びっくりするような残酷な事件が続いている。でも、その犯人を責めきれない。」ご主人も「いろいろな欲望がある。」「確かに、その悪は抑えるべき、悪だった。でも、おっしゃるとおり、どの人間も、完全には、悪、罪を抑えることはできない。また、ご主人の言うとおり、誰にも欲望がある。人間は、ここにいる自分も、クリスチャンの皆さんも含めて、自分の力では、神様の目から見た、悪、自己中心な心、欲望を、完全に抑止することも、なくすることもできない。だから、イエスキリストの十字架の赦しが必要。そして聖霊の力が必要。

B 神の悔やみと、イエスの十字架
 「神様は、人の悪が増大し、心に図ることがみな、いつも悪いことだけに傾くのをご覧になり、、、、人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。」(創世記 6:5,6)でも、同時に、人を愛し、惜しみ、イエスを身代わりに十字架につけて殺した。「それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つため」(ヨハネ 3:16)です。」ご主人はいった。「神様が悔やんだということばは、とてもよくわかる気がする。」「そうですか。よくわかられますか。悔やんだ神様ですが、人間が地獄に行くのではなく、イエスを信じて、赦され、その人ならではの使命を果たす、本来の人生を歩む、新しい命を与えようとしてノックしている。神に似たものとして、自分の意思で、選択、そのプレゼントを受け取ることを待って、ノックしている。」
 こうした話が、ホームスクーリングの根本として続きました。会の直後、子どもさんを送っているチャーチスクールの先生と話された奥さんは、その場で、イエス様を主と受け入れる決心をされたとのことでした。一つ、一つに神様の目的を思いました。

6.神の備え ―人格形成は、罪の自覚から&聖霊の力
 「聖書の時間」もとてもよかったので、ポイントをお伝えします。
◇ポール・ブローマン氏
「子どもたちの人格形成をいかにして行うか。それは、聖書を読んであげたりすることで、形成されるのではない。それは、子どもたちに、自分の罪を自覚させ、神様からの裁きがあることを認識させ、キリストの愛と十字架の死による赦しがあることをわからせること。そして、聖霊の力による新生があることをわからせることが、子どもたちの人格形成に大きな貢献をもたらす」とのこと。
 私たちの限られた力によらない、聖霊の力の存在に、感謝です。神様の備えですね。神様の目的を達するための。

7.子どもたちとの友情
 キャンプが終わってから、楽しいことがありました。私は約300人の皆さんを見送った後、後片付けをしながら、今日は早く休もうと思いました。ウォーター・ファイト、海水浴、4時間のセミナー、ワインスタジオ見学、ほか、超エキサイティングな時間の連続で、楽しかったものの、それまでの出張や編集等の数々の疲れも出て、燃え尽きて、頭痛と寒気がしたからです。宿舎に向かっていると、もう1泊、残っていた皆さん方が、近くの温泉に行きましょうとのことでした。限界だーと思いましたが、そのグループの男性は、初めて参加した子どもたち(兄弟)だけだったし、その兄弟は、いい子どもたちですが、親に反抗的なところもみえたので、「旅人をもてなしなさい」と示されて、「聖霊」の力をお願いし、行くことにしました。頭痛薬をもらって入りましたが、お風呂に入ったとたん、絶好調になり、その兄弟とも、約8種類ほどのおふろを一緒に3往復して打ち解けました。そして、帰りにいい会話がゆるされました。「親と神様に従うんだよ。長男は責任重大。弟はお兄ちゃんのとおりに行動するから」「違う行動とるよ。」「時には違うけど、基本的には、お兄ちゃんのとおりにしてるんだよ。」(いつも僕だけ怒られると不満だった弟くんが、会話に入ってきました。)「そうだよ。長男は大変だね。もし10人兄弟いたら、長男によって、10人ともだめになっちゃうから。」といってた:ー)。
 それで長男くんは、「わかった」とのこと。続いて、弟くんにも、話しました。「これからの君の人生は、親に従い、主を恐れるかにかかっているよ。従うか」と話すと「わかった。従う」とのこと。それでハレルヤ!でした。最近、お母さんからの連絡で、とても励まされました。「帰ってきてから、次男が夜になると、僕、悪いとわかっているのに悪いことしてしまう、ママ助けて!お祈りして!と、今までなかった、率直な葛藤を訴えてくれました。一緒に温泉に入ってくださり、感謝でした。大変たのしかったようで、ひろさん、ひろさんと今でも慕ってます。これからは、僕をヒロシとよんでといってました :ー)。」とのことでした。聖霊の力、神様の備えに感謝です。

8.神様の約束 ―一つもたがわなかった(ヨシュア23:14)
 そして、今、私自身、教えられている3つめのポイントは神様の約束が一つもたがわないということです。
◇フィリップ・ブローマン氏のキャンプ最終日のメッセージです。
「伝道の結果に一喜一憂しない。使徒パウロは、彼の手紙が聖書となり、2000年後の今、世界中で読まれ、人々の人生を変えているといった結果は、見てなかった。必死に預言したノアも、信じた人は8人だった。がっかりしないで、結果は主に委ねて、神様の約束を信じて、伝道していきましょう。チャーチ&ホームスクーリング、励みましょう。」
 アーメンです。
 今、実現していること、数年後、あるいは、地上では結果を見れずに、5世代後に実現すること、あると思います。
 でも、時を超えた主の約束の確かさをにぎって、歩んでいければと思っています。聖書の約束が心に響きます。
 あなたがたは、知らなければならない。あなたがたの神、主が、あなたがたについて約束したすべての良いことが一つもたがわなかったことを。それは、一つもたがわず、みな、あなたがたのために実現した。(ヨシュア記 23:14)
 9月はフィールド・トリップ、10月はメモリアルキャンプ、そして11月は今年の総仕上げの白馬セミナーと、大切な企画と大きなチャンスが待っています。
 機会を生かして、どうぞ、ご参加、また、祝福をお祈りください。チャーチ&ホームスクーリングの浸透を喜びつつ、さらによき助けができるよう、一歩、一歩、神様に示された歩みを進めていければと思っています。
     皆さんへのますますの祝福を祈ります。

感謝しつつ
チア・にっぽん代表 稲葉寛夫

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