チア・にっぽん Chea Japan - Church & Home EducatorsAssociation Japan
巻頭言67号
それは、あなたがたが、非難されるところのない純真な者となり、
また、曲がった邪悪な世代の中にあって傷のない神の子どもとなり、
いのちのことばをしっかり握って、
彼らの間で世の光として輝くためです。
(ピリピ 2:15,16)
 チア・コンベンション2006、感動と祝福のうちに終わりました。ご参加、お祈りありがとうございました。
のべ2300名の皆さんが参加してくださいました。大阪は過去最高の昨年度とほぼ同数、東京会場は文字通り、過去最高となりました。すでにスタートしてくださっている方々はもちろん、初めての参加者の皆さんも半数にのぼりました。お祈りとご参加、ありがとうございました。チャーチ&ホームスクーリングの恵み、主の力がそれぞれのご家族、スクールに注がれることを祈ります 。
チア・にっぽん代表 稲葉寛夫

夢 - 多くの証人たちに囲まれて(へブル 12:1)
 コンベンションは、毎年、祝福されてきたと思いますが、「7年めの今年、さらに、よかった。主にある温かい空気が流れているようで、感謝!」といった喜びをもって終えることができました。チャーチ&ホームスクーリングの着実な浸透、魂の獲得と家族・教育を聖書にあって勝ち取る認識が深まっていること、そして「神様の御手が置かれていること」を改めて実感しました。 大阪コンベンションの初日の朝、私は夢を見ていました。天国で、先に亡くなっていった私の妹とか、三浦綾子さんとか、多くの方々がチャーチ&ホームス クーリングをしていて、応援しているという不思議な夢でした。私はとても励まされる思いで、朝を迎えました。
 「このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、いっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競争を忍耐をもって走り続けようではありませんか。」(へブル12:1)「天国で、神様に喜んでもらえている働きだ!」と、その思いを新たにされ、神様に喜んでもらうためにと、心満たされて、スタートすることができました。

大波、小波のように
 東京コンベンションでは、初めての学芸会も大好評。また、評判のチルミニ聖歌隊のせいもあると思いますが、最終日の昼もすぎ、終わりが近づいているのに、人は減らず、さらに「話を聞いて参加しました。」という新しい参加者や、「間に合いました!」とすでにスタートされている方々がかけつけ、大波、小波のように増え続けるといううれしい出来事もありました。都合で参加できなかった皆さんからも、コンベンション終了後、多くの励ましの声をいただきました。今回、多忙の中に時間を割いてくださり、素晴らしいメッセージを送ってくださった講師の先生方、奉仕者の皆様、参加くださった皆様、今回は参加できなくとも、祈りに覚えてくださっていた多くの皆様に心から、感謝申し上げます。そして、身を粉にして奔走したチア・スタッフたちにも。

2分後の新幹線への疾走
 会場で流したビデオ「チャーチ&ホームスクーリング 永遠の栄光に目を向けて」で、取材させていただいた全国のチャーチ&ホームスクーラーの皆さんには、主のために、楽しいことを、辛いこと、誠実に語ってくださったこと、心から感謝申し上げます。親にも話していないという「本音」ゆえ、そして聖書に裏付けられた真理とその実行ゆえの強さを持っておられました。
 この番組の取材も主が開き、導いてくれたものです。2分後の新幹線めざして、品川駅をロケ機材と共に全力疾走したこともありました。その新幹線を逃すと、一つの取材は、流れてしまう可能性がありました。奈良、大阪、横須賀、茨城、仙台、旭川、札幌、福井、金沢、ロサンゼルス…と転戦し、それぞれ に、その日、その時を逃してはできない取材ができました。
 「このビデオを見て、主人がチャーチ&ホームスクーリングを決心しました。」「幸せがあふれ出ている。」「泣き続けた。」「娘が、ビデオの時間が大好きだといって…」「息子と見て癒された、、、」といった声が続きました。(ビデオ準備できましたので、ご家庭でもう一度、あるいは、ぜひ教会やご友 人のためにも、お用いください。)

子どもと参加できた!- 幸せの3週間
 今回、個人的には、長男の真祈史(14)と長女のエミリ(9)が、コンベンションに初参加。約3週間、一緒に行動できることが許され、7年めの「ドリーム・カムズ・トゥルー!」でした。昨年の白馬に続き、マイレージを用いたために、飛行機は国内も含め、全額、無料でしたJ 例年は、ビデオの制作が 前日までかかり、期間中もわが子を連れてまわる心の余裕がありませんでした。でも、今年は忙しい中にも、ビデオは計画どおり、1週間前にほぼ完成できま した。また、年齢的にも成長し、妻の和紀子にも、休日を与えることもできました。7年めにして、主の時が来たという感じでした。
 エミリは、アメリカからの講師陣の接待役と、私の手伝い。10日あまり一緒に過ごしたザン・タイラーご夫妻は、「自分の娘とタイプが似ている」と、とりわけ、かわいがってくれました。私も、終始楽しく、分科会も、本人がいるので、とても話しやすかったです。真祈史は、白馬セミナーで出会ったLIT(14-18歳向けのリーダーズイントレーニング)の仲間たちとの再会を楽しむとともに、チルミニを手伝う幸いに預かれました。東京では、プール担当のチルミニスタッフがアクシデントでプールに入れず、真祈史が水着を持っていたために、参加した子どもたちの遊泳が許可されたとのことでした。会場のオリンピックセンターは、途中、真祈史が鼻血のためにプールから出たときは、参加者全員も出なければならなかったほど、ルールは厳しいところでした。チルミニプールを成功させる上で、貴重な貢献に関われました。主のために仕え、用いられる体験ができてとてもよかったようです。一つの大切な目的は、真剣にみことばに従っていこうとされる日本の皆さんとの出会いでした。「日々、天国・地獄を選んでいく」、「魂の救い、伝道、といった永遠の目的に生きていく」といった皆さんとの出会いは、彼らにとって大きな財産となったと思います。

500円玉と聖書のことば
 コンベンション後、弘前のおじいちゃん、おばあちゃんとの交わりもとても祝福されました。5年ぶりの再会です。そして、去年の今頃、私の父が脳梗塞で倒れてから初めてのお見舞いでもありました。退院直後ではなく、1年後、元気になってから会いたいというのが、父の希望でした。主は祈りに答えてくれ、父はかなり回復し、今回、孫を連れて、ドライブしたりできました。エミリは、今回のビデオの松本詩穂ちゃんたちに影響されて、川に連れていってもらい、石なげをしました:-)。つりぼりにもいきましたが、大きな魚(ニジマス)が、たくさんつれました。
 二日目、三日目は、キャンプ場にとまり、晩ご飯は、祖父母と一緒に釣った魚などで、おいしいバーベキュー。私の親にとって、人生初の野外でのバーベキューだったそうで感激してました。私自身も、子どもたちとキャンプしながらのバーベキューは初めてで、そんなことしたいなーと思って祈っていたので、とてもハレルヤでした。主のごほうびをもらった気分です。(エミリはやはりチアビデオ(サマーキャンプ)の影響で、スイカ割りに挑戦、盛り上がりました。写真注 「スイカの種飛ばし競争」をする真祈史とエミリ)
 小学校の教師をしている妹も、なぜか運動会の代休で参加でき、ところどころ、父に代わって運転できたり、本当に不思議な時間でした。最後の夜、エミリはおじいちゃんへのお見舞いに渡してほしいと、もっていたお金、全部(500円玉)を妹に託し、真祈史は、「 Trust in Jesus」(イエス様に信頼して!) まきし」と、伝道のことばをカードに書きそえ、渡すこともでき、祖父母に喜ばれました。今回、イエス様の福音を伝えられるようにという祈りにも、主は答えてくれました。

最後の未刊行の三浦綾子作品、チアから出版へ
 弘前の後に、旭川へと向かいました。今回のビデオにも温かく感動的な応援メッセージを寄せてくれた三浦光世さんに会い、新しいプロジェクトにとりかかるためです。
 三浦綾子さんには、90あまりの作品がありますが、唯一、単行本化されていない作品が一つあります。「舌切りすずめ」をクリスマス劇用にアレンジし、福音のメッセージを伝える作品です。一昨年、この作品をハリウッドの教会での公演用に英訳する許可をいただき、ハリウッドの台本作家の方がアレンジしてくれていました。それが、とても好評で、日本でも、もっと用いてもらうべきでは、と妻の和紀子に志しが与えられました。
 それで、4月に光世さんのロケをしたときに、チアからの出版をお願いしてありました。光世さんはすぐに賛同してくださいました。出版を正式に進めるために、次回、「三浦綾子文学館」に同行し、話してくださると提案くださいました。そして今回、その扉は開かれ、出版の道が開かれました。このことが、チャーチ&ホームスクーラーのためにも、貢献していくことを祈っています。出版には少し時間をかけて来年度のクリスマスをめざして、準備をしてはと思っています。お祈りいただければ幸いです。

傷のない神の子どもとなり、世の光となるために (ピリピ2:15,16)
 このようにたくさんの祝福を受ける日々ですが、自分自身を見れば、相変わらず、弱さと足りなさを覚えます。しかしながら、主は忍耐とあわれみをもって、今回もまた、たくさんの扉を開いてくれました。主のあわれみの中で、誠実に、謙遜に、弱さの中でも「傷のない神の子どもとなり、いのちのことばをしっかり握って…世の光として輝くため」(ピリピ 2:15,16)であることを示されます。
 「それはあなたがたが、非難されるところのない純真な者となり、また、曲がった邪悪な世代の中にあって傷のない神の子どもとなり、いのちのことばをしっかり握って、彼らの間で世の光として輝くためです。」(ピリピ 2:15,16)
 誠実に主に従っていく力をもらい、いのちのことばを握り続け、勇敢に、伝道し続けていきたいと、切に祈ります。自分の力では、実行できないので。
 「そうすれば、私(パウロ)は、自分の努力したことがむだではなく、苦労したこともむだでなかったことを、キリストの日に誇るためです。」(ピリピ 2:17)使徒パウロ、福音を伝えてくれた方々、、、、を始め、今、こうした恵まれた歩みを許してくれることになった多くの方々の努力と犠牲にも、最後まで、応えていくことができるよう、祈るのみです。

「上からの知恵」(ヤコブ 3:17)
 7年めのコンベンションも終わって、次への新しい歩みが始まりました。この時期、「上からの知恵」(ヤコブ 3:17)がひとつ、示されることがありました。
 旭川から移動して、子どもたちと小樽の祖父母にも会い、その後、仙台での仕事も終えて、ロサンゼルスへの帰途に着きました。途中、「世界史」の翻訳出版で全訳文、836ページを丁寧にチェックくださった、元ICU(国際キリスト教大学)の政治学教授、橋本哲一牧師が、ロサンゼルスで脳内出血で倒れたと聞きました。それで、子どもたちと一緒にお見舞いに行きました。数日前、和紀子が見舞ったときは、ほぼ全身麻痺に近い状況だったそうですが、ほとんど、回復されていました。
 「健康への自信が砕かれました。でも、この奇蹟の回復。奇蹟の少ない教会でしたが、それが、与えられました!!」と元気でした。そのとき、最近、少し考えていたことを聞いてみました。「神様のみ心が、どちらともとれるときには、どのように行動すべきと示されていますか」「それは、ぎりぎりまで、神様の御心を求め続けることでしょう。はっきりとわからないうちに、こうしようと決めたりしないこと。とにかく、聖書の言うとおり、主に求め続けていると、これだ!という不思議な神様からの知恵が与えられますよ。」なるほど!と私は思いました。無心に神様に求め続けて与えられる「上からの知恵」です。

あぶくのように浮かんでくる知恵 - 求め続ける
 この「上からの知恵」は、NHK時代、上司に教えられ、体験したこととも重なり、私にぴんときました。私の職種であった「ディレクター」は、取材、企画、提案力がいのちです。企画、提案力がないと、窓際の番組とか、あまり意義を見出せない仕事の対応だけとなり、どんどん、働きの場がなくなっていきます。ゼロからの提案は、いつも時間との競争で、戦いであり、どんなディレクターにも、苦しいプレッシャーです。その中で、上司は次のように秘訣を話してくれました。
 「番組の素材は、ぎりぎりまで、無心に努力し、求め続ける。そうすると、直前にあぶくのように浮かんでくるものがある。その浮かんできた企画や素材をしっかりつかむ、それこそが、とても人々の役に立つ、時代を映す、鋭い番組提案になる!」これは聖書に重なると思い、心に残りました。私は常に番組の企画提案を考えながら、ぎりぎりまで取材し、イエス様に、「上からの知恵」を、祈り求めていきました。毎回、なかなか与えられず、苦しむのですが、主は必ず、適度のタイミングで、番組提案の素材を与えてくれ、それは、結果的に、良い番組制作へとつながっていきました。
 今回の「チャーチ&ホームスクーリング 永遠の栄光に目を向けて」の十数か所の取材でも、先に記したとおり、何度、ぎりぎりになって、導きが与えられたかわかりません。ルー・プリオロ氏の緊急来日の道の開き方も、不思議でした。

その時、「主が命じられたとおりに」(2サムエル 5:25)
 主の導きは、そのとき、そのとき、新鮮です。もちろん、「真理」は、変わらず、「みことば」はしっかり、握り続けるべきです。と同時に、それまでの経験則や、解釈に安住したり、慢心せずに、一つ、一つの導きに、さらに敏感でありたく思います。パウロの言うとおり、完全に捕らえたり、さとりきることがないからです。「私は、自分はすでに捕らえたなどと考えてはいません。ただ、この一事に励んでいます。すなわち、うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み、キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標めざして一心に走っているのです。(ピリピ 3:13)」
 戦いの巧者のダビデ王が、戦いごとに、「ぺリシテ人を攻めに上るべきでしょうか。」と主に聞き直し続けたことも思います。(2サムエル 5:19-25)同じ敵で、同じ場所ですが、「上れ」(5:19)というときもあれば、「上って行くな。彼らの後ろに回って、、、向かえ。」(5:23)ということもあります。「ダビデは、主が彼に命じたとおりにし」(5:25)、勝利を重ねていきます。そのとき、そのとき、主が命じていることに、聞きしたがっていくことの必要を思います。締め切り、ぎりぎりまで、最善を尽くしながら、主の知恵を待ち続けていこうと思います。「主のみこころなら…このことを、または、あのことをしよう。」(ヤコブ 4:15)
 これからも、ただ幼子のように無心になって、謙遜に求め続けていこう!奇蹟の回復を喜ぶ、橋本牧師のことばを聴きながら、私はそう思いました。
 「あなたがたには、あすのことはわからないのです。あなたがたのいのちは、いったいどのようなものですか。あなたがたは、しばらくの間現れて、それから消えてしまう霧にすぎません。むしろ、あなたがたはこう言うべきです。『主のみこころなら、私たちは生きていて、このことを、または、あのことをしよう。』ところがこのとおり、あなたがたはむなしい誇りをもって高ぶっています。そのような高ぶりは、すべて悪いことです。」(ヤコブ 4:14-16)

夏のエネルギーあふれる 「チア・サマーキャンプ2006」へ
 謙遜に、誠実に、悔い改めと聞き従い、そして、勇気と忍耐をもって。「主が来られる時まで耐え忍びなさい。見なさい。農夫は、大地の貴重な実りを、秋の雨や春の雨が降るまで、耐え忍んで待っています。あなたがたも耐え忍びなさい。心を強くしなさい。主の来られるのが近いからです。」(ヤコブ 5:7,8)「春の雨」のコンベンションに続き、いよいよ、夏のエネルギーあふれる「チア・サマーキャンプ」も到来、まじかです。家族・教育の聖書への回復という、大地の貴重な実りを前にして、皆さんと一緒に、さらなる「上からの知恵」を求めながら、悔い改めと勇気と忍耐をもって、主にある圧倒的な勝利の歩みを歩んでいければと願っています。
 「非難されるところのない純真な者となり、また、曲がった邪悪な世代の中にあって傷のない神の子どもとなり、いのちのことばをしっかり握って、彼らの間で世の光として輝くため」(ピリピ 2:15,16)、共に歩んでいければと祈ります。
皆様へのますますの祝福を祈ります。

感謝しつつ
チア・にっぽん代表 稲葉寛夫

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