主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです。(第二歴代誌 16:9)
新春のお祝い申し上げます。皆さん、お元気ですか。昨年は、本当にお世話になりました。主にあって大いに祝福された1年でした。2004年、チア・にっぽんも、5年めに入ります。皆さんと共に、さらに、キリストの弟子となる1年であればと思っております。5月のコンベンションも近づいてきました。皆さん、どうぞ、よろしくお願いいたします。
チア・にっぽん代表 稲葉寛夫
1 主の戦い - 自分を責めすぎない:「もはや、自分自身を頼まず」(2コリ1:9)今年、まず、第一に示されること、それは、、「どうぞ、がんばり過ぎないでください。私たちの力では。」ということです。「イエス様100%、私たちはゼロ!」です。
この戦いは、主の戦いです。世は「My Way」、自分の道を自分の力で進むことを賞賛します。でも、聖書は逆で、主の道を、主により頼み、主の力で進むことを教えます。パウロが、様々な苦難を経て「もはや自分自身を頼まず、死者をよみがえらせてくださる神により頼む者となるためでした。」(2コリント 1:9)と秘訣を見出すとおりです。
チャーチ&ホームスクーリングは、家族や教会が、主に悔い改め、人を恐れず、主の弟子となっていくことを学ぶ歩みです。それは、世の調子とは異なるので、大変なことです。世間や他人からのプレッシャーもあるでしょう。うまくいかないこともあるでしょう。そんな時、ささやく声が、内から外からあるでしょう。「やはり、あなたはダメだ。」と。そして私たちの弱い部分に、責め続け、弱る時もあるでしょう。サタンのまたの名は「告発者、日夜、彼らを神の御前で訴えている者」(黙示12:10)です。「あなたは無理。子供も家族もだめにする。み言葉を信じてもいいが、そこそこにして、チャーチ&ホームスクーリングなんて、やめた方がいい。」そのように、ささやかれることもあるかもしれません。
そんな弱い時こそ、「大丈夫!」です。パウロのことば。「私が弱いときにこそ、私は強いからです。」(2コリント12:10)私たちには、主にならって謙遜に、悔い改め、主により頼んでいく、最良の解決法が与えられています。私たちの先輩が聖書に堅く立って、「子羊(イエス)の血と自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。」(11)。この方法で、打ち勝ち、「死に至るまでも命をおしまなかった。」(11)ように、立ち続ける模範が準備されています。自分で、がんばりすぎないように。イエスご自身が、完全です。私たちは、ゼロのままで、主イエスの光を反射する鏡、弟子となる道です。悔い改めつつ、その一方で、主とそのみことばを信じ、謙遜に仰ぎ、信頼し、従順に歩むことを選び続ける道です。
「私(イエス)に従いなさい。」(ヨハネ 21:19)という主に信頼すること。つまり、目に見える状況が良かれ、悪しかれ、「主にあって、今がベスト!」。「目をさましなさい。」(黙示3:2)と主は言われます。今後、ますます、主に従い続ける道の選択、そこに主の戦いの勝利の鍵があることを、改めて示されます。
2 この冬学んだ教育の秘訣
全国セミナーや白馬セミナーを終え、1ヶ月ぶりにロサンゼルスに戻り、子育てについて、たくさんの学びの体験が与えられました。
秘訣1 教育の3つのステップ −「愛(犠牲)」、「教え」、「懲らし」ー
1ヶ月も出張すると、家族と少し、距離が生じます。特にこの3年、日本等への出張が年間200日あまり。それで、私が家に帰ると、家族には少し、違和感が生じ、特に6歳のエミリは、父親の私とどのように接したらいいか、とまどいながら、でもなにかうれしくって、はしゃいで、そのギャップ調整から始まります。このことを通し、今回、改めて、イエスに習う、犠牲を払い、愛を注ぐということを学びました。これまで同様、私はまず、子供たちを家から連れ出しました。彼らとコミュニケーションを取るためと、日ごろ、ホームスクーリングに追われて忙しい妻の和紀子に久々の自由な時間を与えるためです。今回は、ユニバーサルスタジオに、行きました。真祈史(11)もエミリも大喜び。エミリは「You
are the best dad!(最高のお父さん!)」と、喜びました。それはそれで良かったですが、それでは十分ではありませんでした。エミリいわく。「ダディは、もっといい仕事に変わればいいのに。マクドナルドとか、パンダエクスプレス(中国料理のファーストフードの店)とか。そうすれば、いつも一緒に入れるから。」と言うのでした。私は、「それもいいけれど、チアの働きは、伝道で、神様の栄光につながるんだよ。」と話しますが、深く心通じ合ったという感じがなかったのです。
しかし、主にあって深く、心開きあう時が与えられました。クリスマスのプレゼントに、エミリに初めての新しい自転車を与えることにしました。本当にいいものをと思い、自転車屋さんをいくつか、探しました。途中、道に迷ってしまい、たいへん時間がかかりました。それで、とてもエミリが気に入ったものが見つかりました。
その帰り道、エミリはとても喜んでいました。もちろん、自転車が与えられたことは喜んでいましたが、それ以上に、父親が、自分のために時間と労と知恵を尽くしてくれたことが、とても、嬉しかったようでした。そして、私に心を開いていました。それで、日本に出張し、チアで働くことや伝道の意義、主に導かれたことは、犠牲をともなっても、実行していく意義をじっくり、分かち合えました。そして、「エミリも将来、主の召しに従って、どんな仕事をしてもいいけれど、イエス様のことを絶対伝えてほしい。」というと「私もそうしたいな。イエス様のことを知っている人は少ないから。」と答えてくれました。私は、本当にうれしかったです。
今回、まず自分自身のエミリへの「愛と犠牲」があって、初めて「教え」が通じ、そして「懲らし」があって、主の教育が進む、その聖書の原点を改めて思いました。
秘訣2 聖書が身につけば、よしとする −どうしても必要なことは、わず
かです。いや、一つだけです。(ルカ10:42)
人は、たとい全世界を得ても、いのちを損じたら、何の得がありましょう。
(マルコ8:36)
導かれて、理解して、チャーチ&ホームスクーリングに進んでも、昔から詰め込まれた「学校のカリキュラム」に比べ、遅れたり、学習面が、うまくいってないと焦り、苦しんでいる方が多いようだ、そんな分析を聞きました。ロスに戻って、妻の和紀子と話したら、エミリの勉強の進度が遅くて大変だ、自信を失いそうとのことでした。もちろん、和紀子は聖書が身についていれば、基本的に十分であることはわかっているのですが、日々、実際、教えているので、大変なところもあるのでしょう。聞いたばかりの研究レポートを早速、伝えました。「和紀ちゃんは、最高の先生だよ。エミリ、最高だよ。聖書のポイントは押さえているし、それで十分。思いやりあるし、善悪がわかっているし。絵、描くのやピアノすきだし、この前の自転車なんて、その日に乗れるようになって、驚いたよ。僕は、補助グルマつけて、お父さんと相当練習したよ。聖書わかって、イエスさま信じているだけで、最高じゃない。後はついてくるよ。」聖書は、大切な土台を築くことを命じます。砂の上ではなく、「岩の上に自分の家を建てた賢い人」(マタイ 7:24)には、長い目で、びくともしない人格と人生を子供たちに与えられます。逆に、「人は、たとい全世界を得ても、いのちを損じたら、何の得がありましょう。(マルコ 8:36)」です。聖書、聖書、聖書で、ますます、よしとしたいです。
秘訣 1+2(復習) 愛は決して絶えることがない(1コリント13:8)
だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。(マタイ6:33)
真祈史とホームスクーリングをするようになって、最高にうれしいのは、私が家にいる時は、朝20分ぐらい、聖書に基づく教科書を用いて、共に聖書を学ぶ習慣ができたことです。「苦難のときにどうすればいいか」と、聖書から10か所、引用したり、創世記から、「人は選択した行為によって、結果を問われること」を学んだり、、、と、私も心刺され、役に立つ学びが一緒にできます。中に「まわりで尊敬できるクリスチャンをあげなさい。」との質問がありました。真祈史は「ダディ」と書いたので、正直私はとても驚き、喜びました。 私は子供にあまり、尊敬されていないと思っていたからです。もし、理解されなくても主の召しは貫くべきですが、理解を得る努力も必要と思います。「ダディは日ごろ、何もやらず、大工仕事もマミィだけがやっている。」と言われましたが、これは、私の反省の余地大でした。ロスに帰ると、少し皿洗いしたり、子供を遊びに連れていったりしますが、私は未熟者でした。映画制作の仕事が待ってるし、日本のスタッフのやりとりも真夜中で、子供たちは、理解しつつも、、、でも、足らざる父でした。
それでは、「どうして「ダディ」と書いたの?」「ダディは聖書の言うとおり、約束を守ろうとしているし、聖書に習ってよいことをしようとしているし、伝道しようとしているから。」とのことでした。(伝わってたんだ!)私は、とてもうれしかったです。主のあわれみと恵みでした。
もう一つ、追体験がありました。
昨年、うれしかったことは、真祈史が、毎日聖書を4章ずつ読んで、聖書を通
読したことです。それで元旦の日、私は「今年は、毎日5章ずつ、読まないか。聖書を読むことが、何よりの勉強だから。」とチャレンジしました。すると真祈史は「NO.今年はやらない。」とのことでした。私は失望しましたが、そこで責めないで、別の案に導かれました。まず、心が通じ合うことが大切と、思えました。「ダディは家の仕事もせず、大工仕事もマミィがやっている。」ということが心に残っていました。お正月はさすがに日本のチア事務局も映画のプロジェクトも休みで、電話やメールから解放されていました。この3日間は、とにかく、家族に尽くそう!と思いました。
真祈史は、自転車でジャンプする台をほしがっていました。それで、大きな電動のこぎりと、板を買ってきて、作ることにしました。すさまじい音がして、木屑も飛ぶので、私もゴーグルが必要、子供たちは最初10メートルも離れて見ていました。「ダディも、大工仕事できるんだ!」と、ちょっと、尊敬したようです。真祈史に板を抑えてもらって切りながら、私はもう一度、祈りつつ、聖書通読をチャレンジしました、真剣に愛と心を込めて。「聖書は、一番、大事な勉強だから、読んでほしいんだ。」と。「理科や算数も大事だよ。」「そう。だけど、聖書は何より大事。ダディは真祈史のために、犠牲を払ってジャンプ台作ってるけれど、イエスさまは真祈史にいのちを犠牲にしたよ。このことは真剣に聞いてほしいんだ。」少し考えた後、真祈史は、「わかった。5章、読む。」と、明るく答えてくれました。イエス様は命の犠牲を払って、一番、大切なメッセージを送ってくれました。「愛(犠牲)」、「教え」、「懲らし」。聖書の教育の原点を改めて、教えられた気がしました。「愛は決して絶えることがない(1コリント13:8)」ということを、思いました。 秘訣3 模範 − 私に従いなさい(ヨハネ21:19) 第三に教えられた秘訣は、自分自身が「模範」となって実践し、行動できるよう、祈り、知恵と力を求め、実行することです。子供たちに愛することを教えるなら、夫婦の一致が大切です。ご主人は「キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。」(エペソ5:25)と、奥さんをキリストの愛、つまり「無条件の愛」で、愛するよう、命じられています。夫たちは、弱い器である妻を尊敬することも命じられています。「夫たちよ。妻が女性であって、自分よりも弱い器だということをわきまえて妻とともに生活し、いのちの恵みをともに受け継ぐ者として、尊敬しなさい。それは、あなたがたの祈りが妨げられないためです。」(1ペテロ3:7)私自身、このことをますます胸に刻んで、実行することを教えられる日々です。自分自身が、伝道するチャンスも、多く与えられるよう祈ることも、示されています。よき「模範」となるよう祈ると、不思議と与えられていきます。御旨にかなった祈りは、答えられていくからです。この冬も、子供たちのピアノの先生に伝道する機会が与えられ、感謝しました。
3 イエス・キリストとの一致
主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです。(第二歴代誌16:9)主の恵みと喜びをいただきながらも、一番示されることは自分自身の足りなさ、弱さでした。それを悔い改め、祈り、主の十字架の血潮に感謝し、知恵を求め、主と一つになって歩んでいくこと、これです。 チャーチ&ホームスクーリングが揺らぐ危機、それは、親子や生徒との関係や、勉強ではなく、自分自身と主との関係であることを改めて思います。「しかし、今 ー 主の御告げー 心を尽くし、断食と、涙と、嘆きとをもって、私に立ち返れ。あなたがたの着物ではなく、あなたがたの心を引き裂け。あなたがたの神に立ち返れ。」(ヨエル2:12,13)「主は情け深く、あわれみ深く、怒るのにおそく、恵み豊かで、わざわいを思い直してくださるからだ。」(14)あまねく御目をもって見渡される主の前に、その心一つとなれるよう、祈り続けたいです。「彼らの力は主にあり、彼らは主の名によって歩き回る。」(ゼカリヤ10:12)です。チア設立5年めに突入する今年、創造主、そして、皆さんとさらに心合わせ、効果的に仕えていければと思っています。 皆様へのますますの祝福を祈ります。
感謝しつつ
稲葉寛夫

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