巻頭言 チャーチ&ホームスクーリング

21世紀の出エジプト大作戦           

稲葉 寛夫(チアにっぽん代表)

 

キリストに信頼するものは決して失望させられることがない。ローマ 9:33 ローマ 10:11 ペテロ1 2:6

ヨシュアとカレブは真実をスパイした!

 

創造主の10の奇蹟、また紅海を2つに分けられた大いなる奇蹟等を経て、モーセに率いられたイスラエルの民は、乳と蜜の流れている「約束の地」へと向かいます。先行隊(スパイ)として送られた12人の内、10人は、その地に住む民に打ち負かされることを恐れ、彼らの報告によって、イスラエルの民は恐怖と混乱に陥り、主につぶやき始めます。12人の内、2人のスパイ、ヨシュアとカレブは同じ状況を見ながら、正反対の情報を発します。

 

出エジプトへのゴーサイン!

 

「私たちが巡り歩いて探った地は、すばらしく良い地だった。もし、私たちが主の御心にかなえば、私たちをあの地に導き入れ、それを私たちに下さるだろう。あの地には、乳と蜜が流れている。ただ、主にそむいてはならない。その地の人々を恐れてはならない。・・・主が私たちと共におられるのだ。彼らを恐れてはならない。」(民数記 14:7〜9)

10人のスパイチームの情報も断片的、あるいは表面的な「事実」は伝えていました。しかし「真実」の情報は、ヨシュアとカレブの情報でした。その後、この民の中で乳と蜜の流れる「約束の地」に入れたのは、主に「わたしに従い通した」(14:24)と認められたヨシュアとカレブだけでした。 

 キリストにあって、世界は大きく動き出しています。現在、日本に拡がるチャーチ&ホームスクーリングは、クリスチャンが聖書の原則に還るという、いわば、この21世紀の出エジプトといえるのではないでしょうか。

 最近、その勝利の確かさをさらに体験する二つの取材(スパイ?)の機会が与えられました。一つはハリウッドにて、もう一つはタイと南アジアの国々です。まずは、映画の都、世界のメディアの王国、ハリウッドのリポートからです。

 私たちが巡り歩いて探った地は、すばらしく良い地だった。もし、私たちが主の御心にかなえば、私たちをあの地に導き入れ、それを私たちに下さるだろう。あの地には、乳と蜜が流れている。ただ、主にそむいてはならない。その地の人々を恐れてはならない。・・・主が私たちと共におられるのだ。彼らを恐れてはならない。(民数記 14:7〜9)

 

ハリウッド、キリストのエージェント動き出す。

 

 ハリウッド・サンセット通りのまぶしい夕日を浴びながら、「ムービーガイド賞授章式」会場へと、向かいました。エメラルド・グリーンやオレンジ、パープルとあでやかなパーティードレスに身をまとったハリウッド女優たちや「ロード・オブ・ザ・リング」、「モンスター・インク」らアカデミー賞にノミネートされたプロデューサーたち約400人らが、リムジンカーやキャデラックで続々、到着。待ち構える全米や各国の報道人からフラッシュのシャワーを浴びて登場します。

 この日、彼らが集まった「ムービーガイド賞」は、聖書的、家族的な映画・テレビ作品を推奨し、ハリウッドやメディアをキリストに立ち返らせようというスローガンで、今年で10回めを迎える授章式で、年々勢いを増しています。その幕開けを飾ったのは、ブッシュ大統領から寄せられた祝辞でした。

 授賞直後のハリウッド・スターたちに、直接インタビューの機会が与えられました。これは、主が特別に開いてくれた恵みの扉だと思いました。キリストにあって光を輝かせる秘訣(チャーチ&ホームスクールムーブメントにもきっと役立つ!)を多く教えられました。まずは、そのポイントを一挙にご紹介します。

 

神さまはそれぞれに賜物を与えている!

  女優を通して主の栄光を! 

 

 トップバッターは、150億円を超えるヒット作品となった「スパイ・キッズ」主演の子役、アレクシア・ベガ。(日本のセミナーで子供たちに聞いてみたら、4人に1人ぐらいは知ってました!)

 「‘スパイ・キッズ’のテーマは家族のきずなの大切さを訴えることにあります。家族が共に過ごし、思いやり、助け合い、愛し合い、結婚を尊び、努力し、命をかけて守る、それがテーマです。私はクリスチャンです。それぞれに神さまは賜物を与え、私は女優を通して神様の栄光を現わすという賜物をくださいました。私はいつも祈りながらロケを続けました。謙遜に、そしてキリストにしっかりと立つことを祈り、キリストの栄光が現わせるよう、心がけました。」

 

堅く立ち、立ち向う

 

 パット・ブーン。「(稲葉)ハリウッドでクリスチャンが光を放ち、リーダーシップを発揮していく秘訣は何ですか。」「キリストにあって、立ち上がること。堅く、堅く立って、立ち向っていくことです。」

 

自分を召してくれた創造主がどんな方か認識し続ける

 

 6年でワーナーブラザースを超え、全米7大ネットワークに躍進したPAX・TVのバドゥ・パクソン会長。「神さまが自分を選んでくれた!ということです。いつも無理、無理、無理と言われ続けました。私たちの局の前身は、お買い物チャンネル(ケーブルテレビ)で、巨大なABCやCBS,NBCら全米ネットワーク局とどうやって競争するのか。絶対、やめるべきと、反対され続けました。」「(稲葉)聖書的、家族的な番組編成を打ち出し、6年たった今、全米の7大ネットワークに位置づけられ、最近はワーナーブラザースら大手の系列も抜きました。この秘訣は何だったでしょうか。」「自分を召してくれた方が、どのような方か認識し続けること。自分の背後にいる方(創造主)がどのような方か、知るべきです。そのことがはっきり認識できたら、人がどんな否定的、攻撃的なことを言おうと関係ありません。主に従って、思い煩わないことです。主にあって勝利する者と私たちは選ばれているということです。圧倒的に勝利することを、神様が私たちに望んでいるのですから。」「自分が使命を果たすためには、神様が選んでくれたんだという、「選びの確信」を持つことです。」

 あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです。(ヨハネ 15:16)

 ですから、兄弟たちよ。ますます熱心に、あなた方の召されたことと、選ばれたことを確かなものとしなさい。これらのことを行なっていれば、つまずくことなど決してありません。(2ペテロ 1:10)

 

聴衆ではなく、主に向かって奏でる 

 

 グラミー賞獲得のトランペッター&ボーカリスト、フィル・ドリスコルは、授章式で「聖者が町にやってくる」などを演奏、会場が総立ちになり、揺れ動くほどに、魂に染み入るパフォーマンスをしました。「神の器としてのみ、動くことが秘訣です。実は自分は聴衆のために演奏していません。神様の臨在の中で、神様に向かって、音を奏でています。」しかし、人が主に向くなら、そのおおいは取り除かれるのです。主は御霊です。そして、主の御霊のあるところには自由があります。(2コリ 3:15〜17)

 

力の源、それは神。全ては神にあって益と変えられる

 

 最後は同じく、グラミー賞受賞者、テリー・スティール。(現在は全米で人気のHIROSHIMAのリード・ボーカル)「自分は力の源を知っています。それは神です。その神に堅く立つこと。その神を喜ばせること。神は必要を備えてくださる方です。その神を求め続けることです。」 「(稲葉)それでも、困難の時はおとずれますよね。その時、どうしますか。」「最初、試練の意味がわからないことが多いです。でもそれは、少しずつ、少しずつわかってきます、主に従っていれば。イエスから目を離さないこと(へブル12:2)です。」あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。(詩篇 37:5)

  

メディアの王国に広がる創造主の世界

 

 私は、主を大いに讃えました。ムービーガイド賞の取材は、今回が4回目でした。しかし、今回が一番、パワフルでした。

 メディアの王国、世界の情報を最も協力に支配しているとも言えるハリウッドのその中枢で、キリストのムーブメントが確実に進んでいるのです。情報を見分ける必要を覚えます。聖書に「すべてのことを見分けて、本当に良いものを堅く守りなさい。」(1テサロニケ 5:21)とある通りです。キリストを中心に、時代が加速度的に動いているのを実感しました。

 

宣教師派遣国「日本」南アジアはキリストに動く

  日本のチャーチ&ホームスクーラーの先輩ら、250人が伝道者となった国々

 

 第二のリポートはハリウッドから一転してタイ・南アジアの国々でのキリストのムーブメントです。ムービーガイド賞の直前に、私はタイや南アジアの国々、宣教の最前線を取材に行く機会が与えられていました。そこは、日本のチャーチ&ホームスクーリングのさきがけともいえる啓明宮城小学校のOB・OGら250人あまりが、伝道者としてまわっている地です。同校は、この40年あまり、ホームスクーリング・マインドに徹し、出エジプトを展開し、世界宣教の器を生み出してきました。

 かたや、明泉宮城幼稚園ら4000人あまりの園児・児童の教育を聖書や英語教育をベースにノンクリスチャン向けに教育活動を展開、その一方、啓明宮城小学校では、クリスチャン家族が一緒になって、徹底した聖書ベースの教育、日本語、英語、中国の3ケ国語によるキリストの弟子づくり教育が展開されています。(チア・マガジン4号特集)日本で海外宣教に、このような方法とスケールで、次々と人材を送り出している現実があること、その詳細を知れば知るほど、本当に驚きです。さらに今回、衝撃を受けたことは、彼らが行く先で出会う人々の心に、私の先入観を打ち砕く、驚くべき状況が展開していたことでした。

 

一日1万人以上の人々が待ち望む福音

 

 この啓明宮城小OB・OGらを通して、キリストがのべ伝えられている人々の数は一日、少ない日で1万人あまり。多い日は数万人。彼らは数人のチームに分かれて、聖書や小冊子、ジーザスのビデオなどをもって出かけます。

 彼らのもたらすキリストの福音を待っているのは、公立の小中高校の朝礼や教室、少数民族の村々、そしてにぎわうマーケットにいる、キリストの愛と赦しを必要とし、喜び、感動する魂、魂、魂…。私が知らない現実でした。私は、心から主を畏れる思いとなりました。詳しくは、今号の特集ページ(41ページアジアミッションレポート)でお伝えさせていただきます。

 

この世の価値観から訣別する、21世紀の出エジプト

 形は自由、それぞれの主からの召しに応じて、まったく様々

 

「彼らと分離せよ」(2コリ 6:17)&「あなた方は世界の光」(マタイ 5:14)モーセは先遣隊を送って、約束の地を探らせました。カレブとヨシュアは、創造主の導きに従って、人を恐れず、主を畏れ、祝福されました。聖書は、神を畏れ、愛することを命じ、そのことを子どもたちに親が「よく教えること」、また周囲の方々や教会が励まし、支えていくことを命じます。

 「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。…これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。あなたが家にすわっているときも、道を歩くときも、寝るときも、起きるときも、これを唱えなさい。」(申命記 6:5、7、8)これは子どもたちの魂の「滅び」か「救い」がかかる緊急性をもつ、命令です。「そして、彼らの苦しみの煙は、永遠にまで立ち上る。…神の戒めを守り、イエスに対する信仰を持ち続ける聖徒たちの忍耐はここにある」(黙示録 14:9〜12)からです。

 そして聖書は、神を無視したり、否定し、反抗するメッセージを刷り込んでいく、この世の価値観から訣別し、出エジプトすることを命じています。

 不信者と、つり合わぬくびきをいっしょにつけてはいけません。正義と不法とに、どんなつながりがあるでしょう。光と暗闇とに、どんな交わりがあるでしょう。キリストとべリアルとに、何の調和があるでしょう。…それゆえ、彼らの中に出て行き、彼らと分離せよ、と主は言われる。(コリントU 6:14,15、17)

 その分離は、我らは「塩け」を保ちながら、「世界の光」として輝いていく道を歩むための分離です。 もちろん、それは隠遁生活を送るということではありません。

あなたがたは、地の塩です。もし塩が塩けをなくしたら、何によって塩けをつけるのでしょう。…あなたがたは世界の光です山の上にある町は隠れることができません。(マタイ5:13,14)

 

形は自由、それぞれの主からの召しに応じて、まったく様々

 

「スパイ・キッズ」のアレクシア・ベガは、「私は女優を通して主の栄光を現わしたい。」といって、ハリウッドの女優の仲間にキリストを証ししていました。啓明宮城小学校の子どもたちは、「伝道者になって、海外伝道をしたい!」と笑顔で抱負を語ってくれました。それぞれの召しに従って輝いていく、家族(主にある家族を含めて)とともにはばたいていく自由で楽しい歩みです.

 

「約束の地」への希望と勇気

 

 「今、日本でチャーチ&ホームスクーリングに立ち上がった人々は、本当にすごいと思う。私たちは、まだ、ロサンゼルスに住んでいて、自由に楽しんでできるけれど。」妻の和紀子が、私に話しました。その言葉に私は全く同感です。パイオニア期の日本では、まだまだ試練はあるからです。

10人のスパイたちが見て恐怖におののいた「背の高い者たち」や「自分がいなごのように見えた」社会の慣習や相手はいるからです。10人のスパイは敵を見て、また自分自身の非力を見て、恐れました。確かに私自身、自分をみれば、悔い改めの連続で、勝利の力はありません。でも、悔い改めることと、イエスを信じることという、誰にでもできる、究極の解決法が与えられています。無限の創造主についていく、「道」が用意されています。

 「しかし、我らを召してくれた方はどんな方なのか、はっきりと知る必要がある。」全米7大ネットワークに急成長したパックスTVのパックス会長のことばです。「私たちは力の源を知っています。」(テリー・スティール)。

 そして主は従い通したヨシュアとカレブを約束の地に導きます。「わたしのしもべカレブはほかの者と違った心を持っていて、わたしに従い通したので、私は彼が行ってきた地に彼を導き入れる。彼の子孫はその地を所有するようになる。」(民数記 14:24)

 試練の中にも立ち上がった日本のチャーチ&ホームスクーラーのパイオニアたち、また今、関心を持ってくださる皆さんを尊敬し、愛します。立ち上がった方々が、苦労もしながらも、「幸せ。子どもたちが変わった。自分が変わった。自分にできない、ただ主に頼ることを学んでいる。」 そんな声を多く聞けて、大変励まされています。

 

主にあって、必ず勝てる戦い

 

 この出エジプト大作戦は、主の命令と導きにそって果敢に展開すべきです。主にあって、必ず勝てる戦いです。子どもたちの魂を、この世の奴隷として傷つけられ、盗まれ、しまいには、「永遠の滅び」へと失わず、「永遠のいのち」に勝ちとる戦いです。このムーブメントの未来には、乳と蜜の流れる「約束の地」が確実に用意され、また、その旅路には万軍の主、キリストがおられます。主は進軍する新しきリーダーのヨシュアに命じます。「強くあれ、雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神主が、あなたの行く所、どこにでも、あなたとともにあるから。」(ヨシュア 1:9)です。聖書ははっきりと宣言します。

 

 キリストに信頼するものは決して失望させられることがない。(ローマ 9:33)(ローマ 10:11)(ペテロ1 2:6)

 

 主の御声に従って、チャーチ&ホームスクーリング、考えてみませんか。一緒に情報を見分けてみませんか。その歩みは悔い改めの連続。でも主を信じ、主にゆだねることを体験する圧倒的な勝利の日々です。そして子どもたちの魂の救いが待っています。

 あなたがたは選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、闇の中からご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたが宣べ伝えるためです。(ペテロT 2:9)

 

 

チア・にっぽん事務局
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