敬明宮城小学校

神を畏れ、神に聞き従う  

ポール・ブローマン 宮城明泉学園 敬明宮城小学校  

 

父の涙

 

 私は52年前に、日本に来ました。ポールという名前は、母がいつかこの子が伝道するようにと祈り、つけてくれたものです。

 日本にきて10年目に結婚しました。妻は岩手県の中学を卒業後田んぼで働いていました、18歳のときに私たちから福音をきいて信じ、この地方を伝道していた私たちのところにきて「言葉は下手ですが、炊事と洗濯やらせていただければ皆さんと一緒に伝道したい」とねがったのです。彼女が20歳のころでした。

 その5年ぐらい後、私は結婚のことで兄弟たちと相談しました。そして兄弟たちの推薦があり、この方と結婚することになりました。ですから、わたしたちは最初は恋愛結婚ではありません。でも結婚後から日がたつほどに、妻のことが愛しくて、日に日に妻への愛が増し加わっています。これまで妻は忠実に主と私に仕えてくれました。本当に主に感謝しています。

 私の両親はキリスト信者で、父は信仰熱心でしたが、当時の私はあまり関心がありませんでした。父も母もいつも食事の後で聖書を読んでくれました。

 父はミネソタ州の製鉄工場で働いていました。私が軍に入ったときに見送ってくれ、聖書を私に手渡し、「ポール、これを読みなさい。」と言いました。私は、「はい、はい、はい、はい。」といいかげんに答えました。父は「いや、はいはい、ではなく約束してください。」と言ったのです。私は四人兄弟の長男です。父は「もしあなたが堕落したら、私の子供は次々駄目になるんだ!」と言いながら涙を目に浮かべていました。私はそのときまで、父が泣くのをみたことがありませんでした。そのとき父が本当に心から願っているとわかりました。そして私は約束しますといって聖書を読みはじめました。

 創世記から黙示録まで5回読み通したんですが、読んで恐ろしくなりました。私は天国に入れない、と強く思ったのです。私は女遊びや酔っ払たりしたことはなかったけれども、本当に私は罪人だと知ったのです。それで父に手紙を出して、キリストを信じるにはどうしたらいいか訊きました。父はマルチン・ルターが書いた「ガラテヤ書の研究」を送ってくれました。これはルターが死刑の宣告をローマ法王からうけたときに、弁明として書いたものです。私はそれを読んで信じました。そのとき東京の軍の練習所にいましたが、夜膝まずいて、天を仰いで、神さまに言いました。

「おお、主、神さま、私はあなたを主と信じ、受け入れます。どうか、認めてください。どうか私を信者としてください。」そのとき気持ちが変わりました。ずいぶん変わった。後ほどわかりましたが、キリストを信じたとたんに聖霊をいただきます。エペソ書1章の1314節に書いてあります。私は神の子としてうまれ変わって神の霊をいただいて、違う人間になりました。

 

キリストの弟子

 

 アメリカに戻って除隊しました。母は私に神学校に行ってもらいたかった。父はアライアンスというグループで神学校を卒業したのですが、口下手で牧師になれなかった。彼は、「ポールよ。日本に帰って言語を覚えて、キリストに従いなさい。あなたを弟子にすることができるのはキリストだけです。知識によっては弟子になれないから。」私はそのとおりに22歳で日本にきました。もちろん教会のサポートはなかったので、父は毎月20ドル送ってくれました。その頃は七千二百円ですね。1ドル三百六十円。それで生活しました。けれども日本はだんだん経済状態が上がってきて、働かなければならなくなりました。その後玉川学園大学に入学し、小学校の教員免許をとり、さらに、日大で中学校の免許をとりました。そして、私は31年前に日本国民になりました。今私は岩佐と申します、岩佐勝。アメリカ国籍をそのとき捨てました。

 

分離せよ

 

 みなさん、コリント後書6章、読ませていただきます。神さまの私たちに対する言葉です。14節から。『不信者と、つり合わぬくびきをいっしょにつけてはいけません。正義と不法とに、どんなつながりがあるでしょう。光と暗やみとに、どんな交わりがあるでしょう。』皆さんこれを覚えてください。『キリストとベリアル』サタンですね。『何の調和があるでしょう。信者と不信者とに、何のかかわりがあるでしょう。(もちろん、愛し、キリストの愛を伝える対象ではありますが) 神の宮と偶像とに、何の一致があるでしょう。私たちは生ける神の宮なのです。』そうです。神の霊が私たちにとどまっています。『神はこう言われました。わたしは彼らの間に住み、また歩む。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。それゆえ、彼らの中から出て行き、彼らと分離せよ、と主は言われる。汚れたものに触れないようにせよ。そうすれば、わたしはあなたがたを受け入れ、わたしはあなたがたの父となり、あなたがたはわたしの息子、娘となる、と全能の主が言われる。』

 みなさん、あなたの最も尊いものはキリスト、そしてあなたがたの子供です。家ではない、車ではない。与えられた中で、一番尊いものは子供です。あとは意味のないことばかりです。この子供をどう育てるのか。聖書では『分離せよ。』と言っています。

 現在の教育制度は初めキリスト者からきました。そうです。オランダにいた英国人は、元々、英国政府の教会、聖公会に迫害され、オランダに逃げた人々です。そこでの信仰の生活はもっと自由にできた。しかしその後、子供が周りの社会に取られそうになっていることに気が付いた。それで、とても恐れてアメリカに行く決心をした。メイフラワーという船を買って、みんなでアメリカに行きました。後にピリグリムと言われた人々です。自分の子供を自分で教育したいから。社会に影響してもらいたくないからです。アメリカの始まりです。

 そしてアメリカは全世界に祝福を与えた。始めアメリカの教育は聖書だけでした。これが、アメリカの教育のスタートです。しかし、この世界は新しい進化論という偶像を作りました。人間が石から進化してきたという、なんと言う馬鹿な話でしょう。その偶像ができてから、アメリカの教育がだんだん変わってきました。今、学校の中では聖書を読むことを禁止しています。

 

神様の呼びかけ

 

 それで、神はご自身の子供を通して、新しいことを始めたのです。いつも犠牲から始まるのです。新しいこととは、ホームスクール、チャーチスクール、自分で自分の子供を教えるというわけです。心が燃えていて、どうしてもこの堕落した社会に自分の子供を送れないと、人々は言うんです。みなさんは見ているでしょう。女子高校生のスカートはとても短くてひどくみっともない。私が始めて日本に来たとき、日本の娘たちは真面目でした。昔の日本の娘はそうだった。

 皆さんも今の日本のこの堕落した様子を見ているでしょう。あなたの子供がそれと同じようになってしまいますよ。そして堕落します。かわいそうです。そのために今、神が人々を呼び出して自分の子供を教えるように勧めています。でもきっと周りの社会、法律などから批判を受けるでしょう。でも心配してはいけません。これは決まっているのです。ペテロの前書2章15節には、『というのは、善を行なって、愚かな人々の無知の口を封じることは、神のみこころだからです。あなたがたは自由人として行動しなさい。』19節『人がもし、不当な苦しみを受けながらも、神の前における良心のゆえに、悲しみをこらえるなら、それは喜ばれることです。』

 とにかく恐れないでください。周りの社会に合わなくても、そして日本は義務教育の法律があるでしょう、でも恐れないでください。そして争わないでください。教育委員会とは柔らかく話してください。そのほうが賢明です。学校もです。とにかく、卒業式とか入学式に顔を出してくれっていうのであれば行ってください。それは数時間だけです。でも自分の子供は、自分で教育しなさい。恐れてはいけません。かつて私も心の中で何度も固く決めた。どうなっても私は変わりません、と。

 

聖書を教える

 

 みなさん。あなたの心を開きなさい。正しいことをやりなさい。彼らと離れて分離せよ。あなたの宝を自分で教えなさいということです。そして何も恐れることはない。罰金払えって言われたら、罰金くらい、払ってもいいんだけれども。それ以上だったら、裁判された方がいい。その裁判は日本全国の大きな証になります。本当に新聞に大きく出る。彼らはそれを恐れて、絶対しないでしょう。あなたは子供を教える自由があります。聖書に基づいて。

 みなさん、恐れることはありません。私はアメリカンスクールに務めたことがあります。そのとき、その校長先生が私のところに来てこう言いました。「ポールさん、私は、この小学1年生、2年生、3年生の子どもに理科とか社会とかを何故教えているのかわかりません。」ってね。私はこのように考えます。

 6年生まで何していても、いなくても1年以内に追いつくのです。みなさん、理科のこと心配ですか。社会、理科は1314歳まではしなくても大丈夫です。アブラハム・リンカーンは3年間しか学校に行かなかった。1314歳で理科、社会を教えれば十分追いつくんですよ。そこに理性がついているからです。若いときには聖書を読んでください。算数を教えてもさしつかえない。言語を教えてもいい。

 そして、子供を愛して箴言に基づいて愛してください。太田先生がさっき、子供に鞭を打ちなさいといいましたけれど、その意味はね、怒ったときにバンバンバンと、いうことではありません。それこそ虐待で逮捕されます。愛を持って、冷静な時に。そして終わったとき、立たせてお父さんを抱きなさい、と言ってだかせるといい。自分もその子供を抱いてから、神さまにこういう風に祈りなさいと教える。怒っているときに絶対してはいけない。鞭は、脅迫の方法ではないのですから。 

 聖書が、教育の根本です。聖書は根本です。たくさんのキリスト信者は聖書を読まないから無知です。2000年前に書かれた聖書は、現在毎年5億6千万冊を出版しています。日本の小学校の先生は聖書を読んだことがあるのでしょうか?読んだことがなければ無知といっていい。

 皆さんは聖書を読んでいますか?あなたが模範となって聖書を読んで、子供教えるのです。もしあなたが聖書を読まなければ、子供は聖書を読みません。

 私は今朝読んだところは詩篇1篇から詩篇40篇まで。昨日、私が読んだ分は黙示録、その前の日は、ヘブル書、ヤコブ書、ペテロ第一、第二、ヨハネ第一、二、三。そしてユダ書。私は今、聖書を読み終えたばかりです。今年私は旧約聖書を3回読みました。新約聖書と詩篇は8回読みました。

 私自身はじつは、日々伝道とビジネスとで忙しいのです。でもわたしは時間を作り聖書を読むことにしています。

 皆さんもどうか聖書を読んでください。それが教育の始まりです。あなた自身がやっていなければ、あなたが子供に教える資格も力もないと思いますね。

 最後になりましたが、教育基本法を読ませていただきます。

 教育の目的。「教育は、人格の完成を目指して平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値を尊び、勤労と責任を重んじ、勤労と責任を重んじ、自主的精神に満ちた心身とも、健康な国民の育成を規して行わなければならない。」

 どうですか。これは成功しましたか?今の高校生をみればあきらかです。失敗しました。

 では、これができるのはだれですか? あなたがたです。■

 

ポール・ブローマン【プロフィール】

半世紀前、日本人の救いのために単身来日。以来、ひたすら路傍伝道に専心した伝道者、ポール・ブローマン氏。その伝道で救われた人々と共に、現在250名あまりの伝道者をアジア各国やブラジルに送り出す一方、日本でも70人あまりの伝道者と共に路傍伝道を進めています。宮城・明泉学園(園児数1400人の幼稚園)や啓明宮城小学校(日本語、英語、中国語の3ヶ国語で教えるチャーチ&ホームスクーリング校。両校ともチア・マガジン4号に特集)の創設メンバー。実子養子、合わせて22人の父親でもあります。

 

 

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